NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、自動車整備士のご兄弟が放送されていました。
小山明さん(72歳)と博久さん(64歳)。
広島県福山市にある小山自動車のようです。
兄の明さんは主に車検整備を受け持ち、弟の博久さんは主に故障車の修理を担当しているそう。
お二人とも丁寧でお客様目線の仕事を徹底されており、すごいと思いました。
普通ならOKとしてしまうレベルのことでも「これで80点にはなったけれど、100点ではない。自分の仕事としては納得できない」てな感じで、さらに上を目指して整備して、お客さんの笑顔を引き出します。
車検に持ち込まれた軽自動車のブレーキパッドの厚みが3mmで、「車検は通るけれども、2年持たずに途中で交換しなればならないことになるだろうからこのタイミングで変える」と明さんが判断したシーンなどが出ていました。
しかしこれも、ドライバーの属性などを考慮してそうしていらっしゃるのだと思います。
自動車に詳しくて、ブレーキパッドの減り具合にも意識を向けられそうで、6ヶ月点検などのメンテナンスもちょくちょく行っているような人だったら、また違った判断を下した可能性もあるのではないだろうか。
ともかく、そういった感じで相手のことを考えながら、車とも言葉でない会話を交わしながら整備をしていらっしゃる様子。
ネットでは、この放送を「神回」なんて声も上がっているみたいです。
主人公は自動車整備工場の兄弟 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」が神回と話題
主人公は自動車整備工場の兄弟 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」が神回と話題 | キャリコネニュースある人の人生に華やかなスポットライトが当たるかどうかは、マスメディアが取り上げるか否かで決まることも少なくない
これは恐らく、お二人の仕事ぶりを見て、その姿勢から「神」と感じられたのだと思います。
しかし自分はまた別のところで「神」だと感じました。
それは、博久さんが整備を手がけた車が、ジムカーナの全日本選手権で1位~4位を独占したことがあるということです。
自分は学生時代に自動車競技をやっていたのですが、その経験から、全日本クラス上位というのは神です。
それを1位~4位まで独占・・・
すごいです。
そういう(全日本クラスのドライバーの)方たちは車にも精通しており、生半可なところには競技車の整備を依頼しないでしょう。
競技者同士での口コミネットワークもあり、「あそこはいいよ」といった信頼感があってはじめて頼まれるものだと思います。
その小山自動車の車検費用はどのくらいなのだろうか、と調べてみました。
しかし、ネットでは、わかりやすい料金表のようなものは見つかりませんでした。
でも、ここに依頼したと思われる方の書き込みを発見。
・車検整備一式 39,900円 ・デフオイル 2L 6,300円 ・ブレーキオイル 3,150円 ・クーラント 3,150円 ・パワステオイル 3,750円 ・アッシュギアオイル 2.5L 13,125円 車検整備費用合計:72,765円
Just Dance with TVR T350cJust Dance with TVR T350cさんは小山自動車にいます。
車種はTVR T350c。
エンジン排気量が3.6Lの外国車です。
それで、法定費用を除いた車検料が39,900円。
オイル交換等の部品代・整備費が29,475円。
合わせて69,375円。
消費税5%をかけると72,843円となってちょっと書き込みと合いませんが、まぁいいとしよう。
排気量の大きな外国車で、法定費用以外の車検(基本)料金が4万円程度。
あの仕事ぶりを考えると、決して高くないのではないでしょうか。